この事業は「経済産業省 平成28年度第1回 地熱開発理解促進関連事業支援補助金」の採択 (ハード事業は本事業1件のみ)を受け実施された事業です。 本事業では、バイナリー発電後の熱水を2次利用し、 山の中でエビを養殖することで地熱開発の理解促進を目指しております。 エビは非常に身近な生物ですが、オニテナガエビは国内での養殖事例は極めて少なく、 完全養殖(産卵孵化から畜育までを一括して実施し、固体を繁殖させること)を行っております。 「経済産業省 平成28年度第1回 地熱開発理解促進関連事業支援補助金」採択事
オニテナガエビについて
オニテナガエビ(学名/Macrobranchyum rosenbergii 別名:アジアンブルーロブスター)とは、東南アジアを原産とする大型の淡水エビです。河川や湖沼および汽水域等の流れの少ない場所に生息しています。
国内でエビの養殖が進まない要因には、水槽の水温管理に多大な光熱費を要し、保守管理費用の負担が大きいこと、海外商品との価格競争も厳しいことが挙げられます。
本事業では前掲したとおり、バイナリー発電後の熱水(温泉水と冷却水)を利用しますので、この課題を解決できる基盤が整っており、電力や化石燃料の消費が抑えられるとともに、土湯温泉町地域限定での消費を目指すことから、福島を代表する新たな観光振興と賑わいの創出を目指しております。
オニテナガエビの成長速度の目安
幼体
期間:0~1ヶ月
大きさ:1cm
稚エビ
期間:2ヶ月
大きさ:3cm
小エビ
期間:3ヶ月
大きさ:6cm
エビ
期間:4ヶ月
大きさ:10cm
親エビ
期間:5~6ヶ月
大きさ:15cm以上
無散水融雪見学展望台
「経済産業省 平成28年度第1回 地熱開発理解促進関連事業支援補助金」採択事
融雪機能を併設したバイナリー発電所の体験学習施設を整備し、これまで冬季は受け入れを見合わせていた視察等の受け入れを通年実施できるようにすることで、これまで以上に再生可能エネルギーや地熱の理解促進を図ってまいります。
